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  3. 大学の選び方がわからない

高校生のよくある悩みのなかに「大学をどうやって選んだらいいのか分からない」というものがあります。
確かに大学は名前だけで選んでも仕方がないのが今のご時勢。
また自分でしっかり選んだつもりでも、入ってみて「勉強したい内容と違っていた!」という場合も…。

ここでは将来につながる知識を身につけるための大学を、どのように選んでいけばいいのか解説します。

早い段階で研究を始めよう

一般的には大学に行こう、と思うと、自分の偏差値を確認してその偏差値ならどこの大学にいけるか…?などと大学を選ぶ人が多いように感じますが、それでよいものなのでしょうか。
20年ほど前は、そのようにざっくりと大学を選び、何となく自分に合いそうな学部に入って卒業すればほぼ自動的にどこかに就職できる、という時代があったのですが現在はそんな選び方では自分が就きたい仕事に就けるかどうか分かりません。

就職に関してシビアな時代だからこそ、早い段階で自分の適性を見極め、やりたいことを見つけ、それに向かうためにはどの大学で何を学ぶかを決めていく必要があるのです。
そんなことを言われても、何をしたいか分からない、どんな仕事があるかよく知らない、という方も多いはずですので、そういった人は職種を知るために求人サイトなどを閲覧してみてはいかがでしょう。
すると職種や内容、また報酬についても具体的にチェックできますので、そこからこんな仕事があるのか、これなら面白そう、というものが見つかるかもしれません。

専攻と職種は結びつけて考えよう

自分がやりたい仕事が決まったら、それに向けて必要な資格が取りやすい大学、また必要であれば大学院も視野に入れて検討しましょう。
同じような学部や専攻でも、学ぶ内容がこまかく分かれていて、その中に自分が必要な部分が含まれているのかどうかを早い段階で調べることも重要です。
とはいえ実際に勉強する前から、その学問がどのような内容かよく分からない場合もあるので、そう行ったときには書店や図書館などの専門書のコーナーでいろいろ内容を確かめてみるとよいでしょう。

偏差値・難易度も視野に

先ほどなぜ早い段階で研究を始めるべきとおススメしたかというと、やっぱり早い段階で目指すポイントを決めることで、現在行っている高校での勉強に対する意識も違ってくるからです。
もし大学選びを高校二年生の最後ぐらいに行った場合、やりたいと思った学科を学べる大学に偏差値が到底届かない、ということも起こり得ます。
大学選びをしたからといって、確実に入れる訳ではまったくありませんので、やりたいことを妥協しないためにも、早い段階で目標を定めて、自分の学力と難易度についても把握しておくこと。

そうすることで、自分が目標と定めた学校に合格するには現段階で学力が劣っている場合は、より早く軌道修正し、学習速度を上げていくことができるのです。