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  3. 航空・宇宙工学

航空・宇宙工学とは空の足である飛行機に関する航空工学というものと、宇宙工学を学ぶもの。
宇宙工学とは人工衛星やロケットの開発や運用に役立っている学問です。
ここではこの航空・宇宙工学で学べることや世の中でどのように生かされているか、また将来どのような道に進んでいくかなどについて解説します。

航空・宇宙工学で学べることとは

現代では当たり前のように存在している飛行機やロケット、人工衛星。
しかしこれらが運用されるようになったのはごく最近のことで、このようなものが発達することによって誰もが海外に簡単に行けるようになって世界レベルで活躍できたり、またロケットで地球規模の研究を行ったり、衛星で気象の分析や予測がより精密に立てられるようになりました。
そのような分野をさらに推し進めていくのが「航空・宇宙工学」という学問です。

飛行機を運用するには輸送コストなどの経済的な面と、絶対的な安全性・信頼性が不可欠です。
そのために世界レベルで大型の飛行機を研究・開発したり、さらに飛行機がスピードアップしたことで宇宙工学も理論のなかに必要となってきました。
国際的に協力しながら最先端の技術を開発していくことはこれからも必要なことですので、ますますニーズが高まってくる学問といえます。

世の中で生かせること

航空・宇宙工学を学ぶと、航空や宇宙の分野だけでなくさまざまなメーカーなどの技術者として高いスキルを持って活躍しています。
そういった意味では航空・宇宙工学を学んでいくことによって、日本だけでなく世界レベルで必要とされる知識や技術を学ぶことができる、ということ。
例えば自動車メーカーなど他分野の開発に航空・宇宙工学からヒントを得手応用した技術開発を行っていくなどといった、斬新な開発ができる場合もあるのです。

卒業生はどんなところに就職している?

航空・宇宙工学を専攻した卒業生は、JAXAをはじめ、官公庁や民間などの航空宇宙関係のところに3割近くが就職しています。
また重工業関連や自動車メーカーなどへの就職も多く、さまざまな分野で技術者として活躍しているんですね。
航空・宇宙関連の分野だけでなく、多方面からさらにニーズは高くなっていくのでは、といわれています。

航空・宇宙工学が学べる大学

航空・宇宙工学を学びたい場合は、基本的には東大、京大、のような国立大が良いようです。
ただし受験し合格すれば自動的に学べる、というわけではないのて注意が必要。
というのは、航空・宇宙工学というものは、土台には「工学」がベースとしてあるため、まず大学でさまざまな工学を学びつつ、優秀な成績をおさめていなければ航空・宇宙工学の専攻に入ることができないようです。

ですからまずハイレベルな国立大の航空・宇宙工学のある工学部に入り、そこでもたゆまぬ努力をして専攻の定員・数十人の狭き門を突破しなければなりません。