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  3. 理学療法士

昨今ニーズが高まっている専門的な仕事のなかに「理学療法士」というものがあるのはご存知でしょうか。
病気やケガを治すのは、医者、という構図だけだったものが、最近ではその後遺症で日常生活を今までどおり送ることが難しくなるケースが増えました。
そのため、ケガや病気によって不自由になった身体の機能改善をサポートしていく「理学療法士」のニーズが高まっているのです。

理学療法士とは?

理学療法士とは、医療機関でのドクターの処方をベースにその患者に最も効果的に働く治療のメニューを組み、器具を使わない徒手療法や体操、運動療法などを行っていきます。
時には電気的な刺激を使った物理療法というものも用いることも。
このように事故でケガをしたり、病気によって日常生活に支障をきたすような身体の機能低下を起こした患者の機能改善をサポートしていくスペシャリストが理学療法士なのです。

具体的な内容を知るには以下のような記事が参考になります。
参考:理学療法士の仕事内容|Allabout

理学療法士になるには?資格は?

理学療法士は国家資格が必要です。
厚生労働省が行っている「理学療法士国家試験」というものに合格してはじめて仕事ができるんですね。
また単にこの試験はすぐに受けられるものではなく、大学や暖短期大学、専門学校や指定の施設の理学療法学科などで3年以上専門的なことを学んだ後、卒業することが必須です。

ちなみに国家試験の合格率は8割程度という感じですので、これらのステップを踏み、しっかりと勉強して望めば資格は取れるようです。
学べる場所は全国におよそ250箇所程度ありますので、どこに住んでいてもチャレンジすることはできそうですね。

やりがいのある仕事!

理学療法士は、身体の機能が低下した患者の回復を的確にサポートしていく仕事ですので、目に見えてその人が動けるようになってきたときには一緒に喜びを分かち合うことができ、また非常に感謝されるとってもやりがいのある仕事です。
資格を取って仕事に就いてからも、その患者の立場にたっていかにすればこの人の身体の機能を回復させるか、ということを研究し創意工夫をしていれば、この人にお願いしたい!という声がかかることもあるでしょう。
また子どもへのサポートのニーズも高まっている仕事でもありますので、まだまだ多くの可能性を秘めた仕事といえるのではないでしょうか。

理学療法士が活躍している場所

理学療法士は医療機関をはじめ、非常にさまざまなところで活躍しています。
どのようなところで活躍しているのかご紹介しましょう。

医療機関内では、整形外科をはじめ、脳神経外科、内科や神経内科、そして小児科でも従事しているよう。
医療機関以外では、保険・介護福祉の分野で活躍しています。
行政関連の施設や、児童福祉施設、高齢者施設や身体障害者更生援護施設、精神障害者社会復帰施設、居宅サービス事業所などさまざまなところにニーズがあるのです。

その他にも研究・教育などの機関でも活躍の場が。
障害のあるかたが過ごしやすくする環境の整備、社会環境を整備するための研究をしている機関、大学などで教える側にたって活躍している場合もあります。
他にもプロのスポーツチームに専属で働き、選手のトレーナーとして活躍するといった道もあるんですね。