自分がやりたいと思う仕事が決まったら、それに向かうための進路を選択することになります。
その決めた進路が「短期大学」という場合も意外と多いものでしょう。

以前は4年制大学には学力が到達しないから短大に行く、などといった時代もありました。
しかし、昨今においてはそういった感はほぼありません。

専門分野に特化した短期大学

以前は短大というと、何となく大学より劣るような、また女性が通うところ、といったイメージがありましたが、現在ではより専門分野に特化した、就職に直結した学問が学べる場所となっています。
例えば産業分野のことがしっかり学べる学科がある短大の場合、大手メーカーなどに就職する人が多数。
また、保育や造形、英語コミュニケーションなどが学べる短大の場合は幼稚園や保育園への就職や、デザインをするメーカー、海外向けの旅行を扱っている会社などへの就職の実績があります。

短期大学で学べること

先ほども触れたように、短期大学ではさまざまな専門分野を学ぶことができるようになっています。
主なものは以下のようなものがあります。

・英語コミュニケーション学科
・日本語文化学科
・健康スポーツ学科
・ライフケア学科
・海技士教育科海技課程専修科
・保育体育学科
・電気電子工学科

これ以外にも非常に多くの専門性の高い学問が学べるのが、短期大学なのです。
また看護師など職種によっては短大がいいか、大学がいいか悩むばあいもありますが、そのような場合は以下の質問のように、どこまでスキルアップしたいのか考えて選ぶと良いようです。
参考:四年生大学か専門学校か短大|発言小町

短期大学も国立・公立・私立がある

4年制大学は国立や公立、私立大学があることはよく知られていますが、短期大学にも国立や公立のところがあります。
例えば国立の短期大学ですと、北海道大学医療技術短期大学部、東北大学医療技術短期大学部、高岡短期大学、熊本大学医療技術短期大学部などがありますし、公立の短期大学なら、東京都立短期大学、山梨県立看護大学短期大学部、長野県短期大学、石川県農業短期大学、岐阜市立女子短期大学、高知短期大学など。

私立の短期大学はさらに多く存在していますので、いったいどこに進学すればいいのだろう…と考えてしまうかもしれません。
そういった場合はやはり自分がやりたい職業をピックアップして、そこから逆算するようなかたちで、必要な資格を取るにはどの学科に行く必要があり、その学科がどの短期大学にあるか、ということを調べていくとよいでしょう。

短期大学からの進路

学べることでも挙げたように、短期大学で専門分野を学ぶと、就職に直結していきます。
例えば看護の短期大学からは看護師の国家資格を取り、医療分野に就職したり、幼児教育を学ぶと保育園などに就職する、といったかたち。
学科が細分化されている分、より専門性の高い知識を身につけることができ、仕事にも生かせるという事のようです。