「頑張れば報われる」の大きな間違い
一生懸命に勉強をしたのにテストの点が今ひとつふるわなかったというショックは、受験を経験したことがある人なら誰でも一度は感じたことがある気持ちではないかと思います。
受験生は自宅での勉強に一日数時間を費やしていることことも多いでしょうが、時間をかけたことが点数に比例してくるとは必ずしも言えません。
努力をしているのに結果が伴ってこないときには「自分には才能がない」といった諦めを感じるところですが、その決めつけは少々早急です。
スポーツの世界などではよく「頑張れば結果は必ずついてくる」ということが言われますが、それはある意味正しくもあり、間違いでもあります。
というのは何でもいいから頑張っていれば自然に結果になるわけではなく、結果のための計画性を持って努力をしているかの方が重要になるからです。
結果を出せるための努力をする
極端な例を出しますが例えば野球でプロを目指しているという人が、毎日サッカーのシュート練習をしていて夢をかなえることができるでしょうか?
努力というのは闇雲にしていればそれでよいというわけではなく、きちんと目標を達成するためにすべきことを明確にしていかなければ意味がありません。
つまり努力をしているのに結果が伴わないという人は、その努力の内容が目標を達成するための方法として適切ではないということになります。
こうしたミスマッチは案外「努力をすること」が目的になってしまっている人のよくあることで、「今日は3時間も勉強した」ということで満足をして「今日はここまで理解できた」ということが努力のラインに入っていなかったりします。
またゴールラインが同じでも人によって得意不得意は異なるので、自分に合った方法で学んでいくのが大切です。
努力を積み重ねるならまずは小さな目標を設定し、その積み上げから大きな目標を達成できるように具体的な道すじを作っていけるようにしましょう。