1. >
  2. >
  3. 経済学

大学の経済学部

経済学とは、お金や物、あるいはサービスなどにかかわる学問です。
大きく分けると「ミクロ経済学」と「マクロ経済学」があり、ミクロ経済学は消費者や企業などの経済活動について研究する学問となります。
マクロ経済学となればもっと範囲が広くなって、国家予算とか「GDP(国内総生産)」などの大きな視点で、総合的に社会の経済について分析します。

大学の経済学部で学ぶことは、経済史、日本経済論、国際経済学、金融論、財務会計論、労働経済学など、多くの科目に分かれています。
なかには、「財政学コース」とか「会計学コース」というように、細かくコースが分かれている学校もあるようです。
それぞれの大学が独自の科目を用意していますから、興味のあるものに目を通してください。 

経済学と経営学との違い

経済学と似ているものに「経営学」があります。
経済学と経営学の違いですが、経営学はミクロ経済学に近く、企業の経営を中心に学ぶ学問です。
経営学の方がより実践的な学問となっていて、どのような経営を行うか、企業が物を販売する過程について詳しく学べます。

さらに、「商学科」となるとマーケティングや、より商品に着目した科目となるようです。
広く学問としての経済を学びたいなら「経済学」、会社の経営者を目指している場合などは「経営学」、商品を販売することに興味があるなら「商学」あたりを専攻すると良いかもしれません。

経済学部と経営学部などは一字違いなのでまぎらわしいかもしれませんが、中身を見るとかなり違いがあります。
大差ないだろうなどと思わずに、しっかり確認するようにしてください。
なかには、「経済学部経営学科」などという、経済学と経営学の良いところを取り入れた学部も存在します。

また、経済学部というと文系だから「数学」は関係なさそうですが、数学の講義が多いようです。
これは経営する際に、数字に強くなる必要があるからでしょう。
会計学なども、企業会計の基礎、決算書の書き方などが学べるということで人気があります。

経済学部の進路

学校の経済学部を卒業して勤める職業には、銀行員、証券アナリスト、金融ディーラー、ファンドマネージャー、ファイナンシャルプランナーなどがあります。
ほかにも、小売業やサービス業などの販売や流通に携わる職種で、経済学部で学んだ知識をもとにして、幅広い分野で活躍できます。
企業の経理に就職したり、独立して会社を起こすときなどにも経済的な知識が役に立つでしょう。

経済学部では、起業家を呼んでセミナーを開いたり、講師にファイナンシャルプランナーの資格を持つ人を招いたりしています。
それぞれの学校に特徴がありますから、興味の持てそうなところを選びましょう。