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  3. 経営・商学

日本は資本主義ですから、自分が店を出したい、と考えてなんらかの商品を売る店を出して経営者になる、といったことが可能です。
しかし誰もがそのように商いをしたからといって成功するとは限りません。
なぜならそこで何を売って、対価がどのくらいで、経費がどの程度かかって、など詳細に研究してから経営に乗り出すひとばかりではないからです。

そのような売り買いや消費、生産などといった経済的なことについて理論立てて学び、マーケティングなどについても研究していくのが経営・商学という学問。
ここでは経営・商学で学べること、世の中にどのように生かせるのか、就職について、などなど解説していきます。

経営・商学で学べることとは

経営・商学には経済学も絡んでいます。
売買や生産、消費などの経済的な活動について基本を学び、企業や流通システムなどの経営についても研究し、学ぶことができます。
そういった意味では日本における資本主義経済の流れを把握できる実務に直結した学問といえるかもしれません。

経営・商学では「経営学」「商学」「会計学」の3つの分野を学びます。
経営学とは会社を経営するために必要な理論や原則などについて研究し、商学では証券や金融、流通などについての取引のしくみやメカニズムを学んだり、マーケティングについても研究します。
会計学では適性に会社が運営されているかについての指標や理論について学んでいきます。

世の中にどのように生かせる?

経営・商学は企業の経営そのものに応用できる学問ですので、仕事をしていくうえで非常に具体性の高いものといえます。
経済学も同じような方向性の学問ですが、それをさらに具体化して応用した学問といった感じでしょうか。
昨今では日本の会社も世界と取引をするケースが急速に増えていますから、そのような営業戦略を立てるためにも有効な知識。

さまざまな企業で求められ、生かされるものなんですね。

就職先はどんなところ?

どのような企業にも共通して必要とされる分野であるため、その就職先は幅広いものです。
公務員や金融関係、保険、総合商社、メーカーなどさまざまなところで活躍しているようです。
また自身で資格を取って、税理士になったり公認会計士になる、というかたも多いのがこの学部の特徴といえますね。

どの大学で学べる?

ほとんどの大学で専攻があるのが経営・商学。
ですからこの学問のなかでも自分がピンポイントで学びたいことを掘り下げていくことからはじめましょう。
大学によっては経済学部のなかの学科になっているなど、細分化されていたり混在していることがあるので商学部、経営学部、経済学部を細かくチェックすることが大切。
その上で自分が学びたい学科があるところを目指すとよいでしょう。