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  3. 法学

弁護士などの法曹関係に進みたい、というかたが学ぶ「法学」。
とても難しくハイレベルな学問といった印象があるかもしれません。
しかし世界的にみても平和な国といわれている日本は、法律に則って皆が暮らしているから成り立っているもの。

そのような平和で安心して暮らせる社会を保つための、法を学び研究するのが「法学」、といえば、その必要性も理解できますし、学んでみようかな?と思うのではないでしょうか。
ここでは法学でどのようなことが学べるのか、またどのように生かすことができるか、就職先や大学についても解説します。

法学で学ぶこととは

法学で学ぶことは、具体的には憲法や民法、訴訟などに関する法律である「六法全書」。
法学を学ぶと何気なく暮らしているなかにこのような法律は細かく関わっているものであり、それによって犯罪やトラブルが防がれているものということが理解できます。
さらに法律に関することは他にもあり、労働基準法や国際法、税法などについても研究し、さらには昨今の国際問題や急速に加速するネット社会での法整備についても研究します。

このように生活に密着した法を研究し、学ぶことによって、さらに変化する社会の発展に貢献していく、という意義があるんですね。

どのように生かせる?

実際に現代社会では、以前の法律では裁ききれないような複雑な犯罪があったり、法律にはぎりぎり触れない危険な薬が乱用されるなど、以前は考えられなかったような問題が起こっています。
社会が変化すると、やはりその中で皆が安心して暮らせるような法が必要となってきますが、なかなか整備が追いつかないのが現状です。
このような社会の変化に伴う法をどのように定めていくべきなのか、問題が起きないようにするためには何が必要なのか、といったことを早急に考えていく必要があります。

そういったことを考えるにも根底に現状の法の理解が必要。
法学を学ぶことがこれからの社会の発展に貢献することになるんですね。

実際の就職先は?

やはり法学部出身のかたは、法律に関する知識を生かせるところに就職しているようです。
総合商社や金融関係、一般の企業でその知識を生かして活躍していたり、公務員になる方も多いよう。
また法学部から法科大学院へ行き、司法試験に合格して弁護士や裁判官になる場合もあります。

ほとんどの大学で法学部が設置されているため、自分が何を目指すのかを明確にしてから大学を選ぶことがポイントになります。
資格を取って仕事をすることを希望している場合は、自分が目指す資格の合格者のデータをチェックし、学びやすいかどうかあらかじめ確認しておくと良いでしょう。