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  3. 物理学

力学の分野

物理学は「経験科学」であり、実証的な方法で研究する学問だから、授業に実験やレポート提出の機会が多くなります。
学科は、「力学(りきがく)」や「電磁気学(でんじきがく)」に分かれています。

力学には、電気力学、量子力学、熱力学、量子力学、流体力学、統計力学、解析力学、天体力学など、さまざまな分野があります。
アイザック・ニュートンによって確率された力学は「ニュートン力学」、アルバート・アインシュタインの相対性理論なども「相対論的力学」とされて、科目やコースになっていたりします。
どの力学を科目にして教えるかは学校ごとに特徴があるので、力学を学びたいという人は、志望学校の科目ごとの内容を確認してください。

また、物理学の研究には、データを集める際にコンピュータが必要になるため、コンピュータ関連の科目を取る必要があります。
コンピュータの資格を取るなどして、パソコンの扱いに慣れておきましょう。

電気と磁気

電気力学にも関係している「電磁気学」は、電気や磁気に関する現象を扱う学問です。
電磁気学と言うとピンときませんが、小学校の理科で習った鉄の釘が磁石に引き寄せられる現象などは、この電磁気学の分野となります。

電磁気学は、「電気」と「磁気」に分けることができます。
基本になるのは、「電荷」で、同じ種類の電荷は反発し合い、異なる電荷は引き合うという性質があります。

磁気は、磁石にほかの磁石を近づけたときに働く力のことです。
北極を指す磁極を「S極」、南極を指す磁極を「N極」と言います。
これらも小学校で習ったことですが、電磁気学科では、このような基礎を応用して電気と磁気を研究します。

物理学を扱う学科

学校で物理学を扱っている学科ですが、「物理学科」、「理工学部」、「文理学部」などです。
ただ、先ほど書いたように力学の分野は広範囲に分かれていますから、学校によって扱うテーマが異なります。
興味のあるテーマがコースとして選ばれているかについてご確認ください。

また、物理学は実験の多い学問なので、その学校の研究施設が充実していることなども受験する際のポイントになるでしょう。
物理学科を受験する人には、将来研究職を目指している人も多く、大学院に進むことも考えられます。
そういう意味では、大学院が併設されていた方が便利です。

就職先としては研究職以外に、電気メーカーや機械メーカー、自動車メーカーなどのエンジニア、理科や物理の教師などの教職です。
理系の学生は就職先に困らないと言われていますから、理系の仕事を行っている企業であれば、選ぶ先はたくさんありそうです。
また、機械に強い人が多いことから、コンピュータ関連企業に進む学生もそうとういるようです。